お誘いをいただき、積みゲー消化会にお邪魔しました@アソビCafe。
集まったのは僕も含めて4人、主催の松本さんはアナログゲームを用いて療育をされている方で、以前僕も少しお手伝いさせていただきました。
というわけで、以下ゲームの紹介です。
ラビットラリー
各プレイヤーはウサギとなり、向こうの島にある人参を得るべく橋を渡って島を目指すゲーム。
サイコロを振り、出た目の色の橋が届くくらいの位置に石を置き、実際に橋が自分の石と置いた石を渡すことができればOKで、石に渡り歩くことができます。橋を渡すことができなければ進むことができません。
用意された橋は色ごとに長さが違い、実際に手で持って長さを測ることができません。そのため、最初に見当をつけた後、他のプレイヤーが何色を使ってどれくらいの長さで成功・失敗をしたかを覚えておくことが重要になります。
一度のミスなら取り返しはつくものの、慣れてくるとミスはしなくなるので、いかにミスを減らしつつ距離を稼ぐかチキンレース的なゲーム性を帯びるようになります。子供と遊ぶ場合は、視覚的な認識力とその補正力に注目して遊ぶと良いかもしれません。
桜
桜の花びらが印象的なゲーム。プレイヤーは桜の形のカードを手札として持ち、場に新たに数字のカードを置くか、既に置かれている数字を一気に出すか、スキップなどの特殊カードを使うかして手番を行い、一番最初に手札を使い切った人が勝ちです。
UNOに近いルールですが、相手への妨害カードが少なく、同じ数字を一気に出すことができるのでより短期決戦になりやすいと感じました。プレイ回数が少なくまだ勘所はつかめないのですが、場にどの数字を置くかコントロールすることがポイントだと思いました。
余談ですが、このゲーム、カードのデザインは桜の花びらをモチーフにしていてキレイな反面、カードを切るのには向かないデザインでした。こういうのはトレードオフなのかなあ。
ストーンエイジジュニア
プレイヤーは原始時代の人類となって、家を立てるのに必要な資源を集め、先に家を3つ建てたプレイヤーの勝ち。
プレイヤーは、各手番でボード周りに置かれたタイルをめくり、サイコロが出たらボード上のコマを動かして止まった先の資源を獲得、資源コマが出たらその資源のマスに言って資源を獲得。村が出たら全てのタイルを表にした上で、(建てられるのであれば)家を建てた後、任意のタイルの位置を交換できます。
家を建てるために必要な資源がどのタイルか覚えておく必要があるため、記憶力が必要になります。加えて、どの家が一番建てやすいか、その場合どの資源をどの順番で手に入れるかという計画力が必要になるので*1、確かに子供の療育と相性は良さそうでした。ちなみにこのゲーム、2016ドイツゲームキッズ部門大賞作品だそうで。納得です。コンポーネントも可愛らしく子供ウケしそうです。
カードライン 動物編
動物のイラストが書かれたカードが配られ、そのカードが既に場に置かれているカードに対して値が上か下かを判断するハイ&ロー形式のゲーム。値は「体重」「全長」「寿命」のどれかから選ぶことができますが、オススメは寿命。意外に長い、短いという驚きもあり、大人でも楽しめます。シンプルなゲームですが、動物に詳しく慣れるので子供と遊ぶのにはピッタリでしょう。
マクロスコープ
最後のゲームは、アソビCafe店長のおすすめゲーム。サイコロを振り、出た目の数字のタイルをボードから取り除き、下の紙に描かれているイラストが何か当てるゲーム。
かつてゲームセンターで「Answer☓Answer」というクイズゲームがありましたが、そこにあった早押しビジュアルクイズを彷彿とされるゲームです。僕はビジュアルクイズが苦手で、案の定、何が描いてあるかわからず苦戦したのですが、結果は何故か優勝しました。誤答に厳しいルールなので、それが幸いしたのでしょう。
イラストのバリエーションは豊富ですが、やろうと思えば自分たちで拡張イラストができるかもしれません。ルールは単純なので、子供と遊ぶのに適したゲームと思われます。
今回の積みゲー参加者は、自分以外はいずれも療育に関する仕事に就いている方々だったのですが、それだけにゲームがどのように療育に活かせそうかという話がよく出てきて、それが面白かったです。「計画力」というフレーズをよく聞きましたが、先のことをどうやって考えさせるか、どうやって修正させるかを身に着けさせるか、特に難しい分野なのかな、と思いました。*2
ちなみに前述のゲームは殆どが松本さん持ち込みの積みゲーで、僕が持ち込んだゲームは「桜」だけでした。というわけで我が家には積みゲーが相変わらず積まれています。近いうちに積みゲー消化会やりたいなあ。