ゲームのはなし

人狼やボードゲームなど、とにかく遊んだ記録をつけていきます。

麻雀人口増加計画・出版記念麻雀大会

  クラウドファンディングで支援していた「麻雀人口増加計画」が無事にSUCCESSしました。

 

fundiy.jp

  かつて近代麻雀に連載していた「麻雀人口増加計画」。これを単行本化しようという企画です。概要は上のリンクを参照いただくとして、10/30(日)に本の出版記念麻雀大会が行われました。

 

  全4回で合計点を競い、優勝者・準優勝者、そしてランダムに紅孔雀講師陣が指名する順位の方に商品が授与されます。

 

  3万点持ち3万点返し、10-30のウマ。これだけならまあ多分普通なのでしょう。しかし「多分一番ゆるーい大会」という宣言の通り、1回戦ごとにルールが変わります。

(ルールは各回の開始時に発表されました)

  • 1回戦:赤5無し
  • 2回戦:赤5有り
  • 3回戦:赤5有り・最初からカンドラあり(カンウラあり)
  • 4回戦:赤5有り・点数二倍(例:親のマンガンは12000の4000オール、から24000の8000オール)

 

  だんだんとアガリ点数がインフレしていった結果、後半2回は荒れに荒れ、トップが10万点取った卓もありました。

 

  以下、自分視点の印象深いハイライト。

 

2回戦オーラス:海底大爆笑

 ラスでトップとは約40000点差、2着とは約25000点差ぐらい。これはもう何とか3着狙おうと思い頑張ったところ、中盤でテンパイ、リーチ。

(牌はイメージです)

三三五五九九44799南南 ドラ三

  僕が1切り、4は僕のリーチ後、他の人が切って通っています。スジとして誰か7切ってくれないかなーとは思うものの、7は生牌でした。さすがに誰かから出ると考えるのは都合が良過ぎるでしょう。何とか上がりたかったのですが、最後に引いた牌も叶わず。先に対局を終えた方々が「プロの対局を見よう」と、対面の黄河のんさんの後ろに集まってきています。海底はのんさん。

  ギャラリーが見守る中、のんさんの切った牌は「7」。

 

  まさか出てくるとは思わなかったので、噛みながらロンの発声を行う僕、ギャラリー大爆笑。そして裏ドラは「9」。倍満で逆転2着になれました。

 

  勝負ってのはわからないもんだなあと、妙な感慨に耽ってしまいました。どうやら残りのお二方も7はアタリ牌とはあまり思っていなかったようで、色々紙一重だったのでしょう。

 ともあれ、逆転2着を取れたおかげで、3着2着となり、一応中盤程度には残ることができました。

 

3回戦:ハギワラファイナンス

 同卓したのは、「麻雀人口増加計画」漫画作者の萩原玲二先生。先生本人曰く「麻雀はそんなに強いわけではない」とのことですが、そんな先生の起家で始まりました。

 

東一局:萩原先生 対面から倍満ロン上がり

東一局:萩原先生 下家(僕)から倍満ロン上がり

 

 この卓にはハギワラファイナンスが建っていました。残りの3人は萩原先生がリーチをかける度に怯えながら牌を捨てていきました。何とか上家にも萩原先生の倍満を食らわせたいところでしたが、そんな差し込みをできる腕は無いため、叶わぬ夢でした。

 結果、

 「8000点?ああ、まあ安いな」

 と点棒感覚を狂わされたまま、対局を終えました。

 

 結果、トップの萩原先生は11万点超え、ラスの僕は-35000程度でした。

 すごい!!オーラスで役満上がっても箱割れを取り戻せない!!

 

 「貧すれば鈍す」とはよく言ったもので、取り返さないといけないから危険牌を切りにいって振り込むという悪循環がはっきり出た卓でした。しかし、最初に一気にドベになった場合、戦術的にはどうすればよいのでしょうね。親になった時に頑張るしか無いんでしょうか。

 

 全4回を終えて、3243。これは下から数えたほうが早そうだと思いながら結果発表を聞きます。まずは講師がランダムに指名した順位の人に講師からプレゼントです。

 まずは、大崎賞。大崎は8位と28位です。 f:id:TownBeginner:20161030215733j:image

  28位でした。商品として渡された袋、「ナマモノだから」という大崎さんからのメッセージ。何が入っているんだろうと思いながらも偶然取れた商品にホクホクしました。*1

 

  他の麻雀大会に出たことがないので憶測ですが、これだけゆるーい大会で、大笑いしながらできる麻雀大会はあまりないのだろうなあと感じます。もちろん真剣勝負を行う大会は一手一手に真剣になるような白熱した試合になるし、対局者も観戦者も面白いです。それでも、麻雀の素人が「いっちょやってみるか」とすごく気軽にぷらりと参加できる大会は、素人にとってはありがたいのです。

   とは言え、参加してみてやっぱり強い人は上位にいるし、自分の実力が上がらなければ相手の強さも「どういうふうに強いのか」が正確にわからないわけで、麻雀の楽しさを存分に味わうことも出来ないのかな、という感想を抱きました。プロの対局を見る機会はニコニコ動画などで飛躍的に増えましたが、それをもっとちゃんと味わいたいし、楽しむために強くなりたい、と。

 

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 大会でもらった色紙。

 このイラストの中には、麻雀人口増加計画の伏線(?)も在るらしいので、この後の話を楽しみにしています。

 

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 大会終了後は、 紅孔雀講師の黄河のんさんの生誕祭。サプライズは、かつてご本人が作成した雑コラをあしらったケーキです。これを注文した際「この写真で本当に合っていますか?」と確認の電話が来たそうです。

 上のバタークッキーも含めて大変美味しゅうございました。

 

 

 

 

 

*1:ちなみに参加者は全部で32人程度だったため、明らかに下の順位です。